ワールドカップ蒲郡大会レポート

2003年6月15日 TEXT:Tokio Takahashi

 6月14日午後3時、蒲郡競艇場に着くと雨が降り、蒸し暑くいやなコンディションだった。 スイムコースでは選手達が試泳しているのが見える。まもなく競技説明会が始まる時刻だ。会場の前で待っていると山本淳一、福井英郎が現れた。(何故か福井は裸足??)
 淳一と握手した時、何かいつもと違う雰囲気を感じた。こんな蒸し暑さだからいらだってるのだろうか?
 「雨だけど、こういう天候の場合どうなんだい?」
 「最悪っすよ!」  
「・・・・・・・・」  しばし沈黙・・・  
「まあ、この蒸し暑さだからな〜、しょうがないか!」
「いえ、寒いんですよ」  「・・・・・・・・」  
また沈黙・・・・
  珍しくナーバスになっているのかな?と思ったのでこの日はあまり突っ込まずに会話をしないで 「じゃあ、明日。期待してるよ」 と言うのが精一杯でした。(笑)

その後、中西真知子選手、庭田清美選手と話しをしたら、試泳したらかなり水温が低かったらしく選手はみな寒いと言っていました。

後方に見えるのがオーロラビジョン
これで生中継されるのでとてもわかりやすい。
レース前入念にチェックする

さあ、レース当日、天気はなんとか持ちそうだ。
バイクでのスリップがなさそうなので一安心。

午後2時30分スタート。スイム1周目から予想通り平野司がリード、江森クラブ長といっしょに見ていたのだが
「あそこの集団に淳一がいるとちょっと不安ですよね〜バトルになっていそう」
と話していたら1周目終了時点で淳一の場所を確認した。
「うわ〜大集団のド真ん中じゃないっすか〜」
「まいったね〜あと数人前なら楽に泳げそうなのに」
スイムは平野を先頭に5人がトップグループを結成してバイクへ。 その後、何十人いるのだろうか、大集団がぞくぞくとトランジットへ。
平野 司スイム17分47秒(1位)
山本淳一スイム19分15秒(42位)
この数字を見ておわかりだろう。1分30秒の間に42人もの選手がひしめきあっているのである。


この大集団の中に山本淳一がいるのです。(たぶん)
速くて上手く撮れませんでした。すいません。

第1パックの5人はうまくローテーションしながら後続との差を広げて行く。
ここで本来ならば追いつきたいところだが大集団ゆえ、うまくローテーションが出来ない。 4周目にはいる時点でトップとすでに2分の差が出てきた。 ここ数年、男子のレースは大集団になる展開が多い。 うまく大集団を抜ける方法はないものか?
しかし今回のレースでは第2パックにいたピーターロバートソン、グレッグベネット、ドミトリーガーグが結果 的にベスト5にはいっているのだ。 ランのタイム次第では淳一もベスト5にはいれるのだ。(卓上の上ではの話し)


スイム
バイク
バイク終了時順位・タイム
ラン
総合1位 ピーターロバートソン
0:18:55
0:57:50
9位 1:16:45
0:30:44
総合4位 ドミトリーガーグ
0:19:00
0:57:58
13位 1:16:48
0:31:16
総合31位 山本淳一
0:19:15
0:57:39
29位 1:16:54
0:33:44

上記の表を見てほしい。 ランのタイム差が順位を決めたと言ってもいいくらいだ。
ロバートソンと淳一がバイク終了時の差はたった9秒なのである。 ただ、この9秒の間に20人の選手がいるのだが。

31位でも2位でも負けは負けだが、このJUNICHI-NETをご覧になっている方々に覚えてもらいたいことはトップと何秒差なのか、というところにもこれからは注目して見てほしいのである。 レースによっては30秒の間に何十人もひしめくレースもある。 それだけ過酷で厳しい状況でレースをしたということです。
ただ、単に順位を見て 「な〜んだ31位かぁ〜」 などと思わずに 「2分半の間に30人もいるの〜大集団だったんだね」 と思ってほしい。
※トライアスロン経験者は言わなくても分かってると思いますので、突っ込みはなしね。
これからは大会のリザルトをJTUのサイトからダウンロードをしていろいろと想像してみて下さい。
いろいろな発見、楽しみ方があるかもしれません。



フィニッシュして淳一に話しかけると
「言い訳になっちゃいますけど実はおとといくらいから疲れがとれなくて・・・こじんまりとまとまったって感じです、いいとこなし!それだけです」 と、今回は言葉少なめだった。

次に期待しましょう、皆さん、これからも山本淳一の応援よろしくお願いします。
今回、会場で「毎日ホームページ見てますよ〜」と言って下さった方々が多かったのはビックリしました。
なるべくいろいろな企画をして見ている皆さんに楽しんでもらえるサイト作りをしていきますのでよろしくお願いします。(TOKIO)


リザルト
1 ピーター・ロバートソン(AUS) 1:47:29
2 フランク・ビネ(FRA) 1:47:37
3 グレッグ・ベネット(AUS) 1:47:53
4 ドミトリー・ガーグ(KAZ) 1:48:04
5 ジョー・アンフェナー(USA) 1:48:12
6 アンドリー・グルシェンコ(USA) 1:48:20
7 平野 司(JPN) 1:48:23
8 ブライス・カーク(AUS) 1:48:27
9 アンディー・ポッツ(USA) 1:48:48
10 ダニール・サプノフ(KAZ) 1:48:54
15 西内洋行(JPN) 1:49:21
31 山本淳一(JPN) 1:50:38
35 山本良介(JPN) 1:51:02
38 田山寛豪(JPN) 1:51:40
40 竹内鉄平(JPN) 1:51:52
47 高濱邦晃(JPN) 1:53:14
50 益田大貴(JPN) 1:55:32
51 福井英郎(JPN) 1:56:43