山本 淳一 インタビュー【第3回目】
聞き手【TOKIO TAKAHASHI】

T)TOKIO  J)JUNICHI

T)ちょっと前回と時間が空いてしまってファンの皆様には申し訳なくてすいませんでした。 ということで開幕戦の石垣島での成績には満足してますか?

J)練習のすすめ具合からして予定通りの走りと言えばいいんですかね。課題を全てクリア出来たので満足はしてます。

T)思ってたより走れたとかそういう感覚はなかったんですか?

J)それはなかったですね、無理はしないって決めてたので。


T)山本選手にとっては久しぶりのワールドカップ、しかも今年の開幕戦じゃないですか。
他の選手の仕上がり具合とかは気になりましたか?

J)気にはなりましたよ。昨年の幕張、日本選手権を見ていて「みんな強くなってるんかな〜、やばいかな〜」って思ってましたから。
半年間レースに出てないですからね、おいてけぼりくってるかもって。

T)それで実際感じたことは?

J)みんなあまり変わってなかった(笑) まあ、みんな調子がいい時もあれば悪い時もあるじゃないですか。
それに福井が全日本選手権で勝ちましたよね、その影響が大きかったですね。

T)励みになったという事ですか?

J)福井が日本選手権で勝ったことで今現在福井より上に行く選手がいないって事じゃないですか、身近で練習している福井を見ながら対象なり比較して練習してきましたから安心感がありましたよね。普通 、怪我してからの復帰戦ってもっとナーバスになったりとかすると思うんですよ。もし福井が3位 、4位あたりだったら焦ってたかもしれませんね。


T)石垣島で小原選手(チームテイケイ)がワールドカップから引退しましたけど、前から知ってたんですか?

J)いえ、レース後に知ったんですよ。雑誌ではこれ以上のスピードアップは望めないからって出てましたけどね。ただ石垣島の翌週の宮古島では4位 とすばらしい成績を出しているんですよね。ということは調子がいいのにワールドカップでは成績が残せないってことだと思うんですよ。ですから引き際がいいって言えばいいと。自分もそう思うんですけど競技を引退するっていうよりは世界を、トップを狙える位 置にいられないのであれば競技は続けられないですね。

T)ではそうなったらもう遊びで?

J)遊びとかじゃなくもしそうなったら完走することに意味がないんですよ。たしかに周りの人の中には「お前、日本人2番、3番じゃないかジャパンランキング何位 じゃん」ってよく言う人もいますけど世界を戦ってきている人間、上を目指す人間からしたら所詮30〜40位 (日本人何位)なんて意味ないじゃないですか。そう考えると小原さんはロングなら世界と同等に戦えるって思ったんじゃないでしょうかね。小原さんならきっとやってくれますよ。

T)トライアスロン界からしてみればもっと若手が出てきてほしいよね。 小原選手が抜けて「福井、淳一、西内で決まりっしょ」って言われるのは寂しいよね。 でも身内からして見ればそれでいいんだけど(笑)

J)そうですね〜(笑)


T)第2戦フロリダのワールドカップはどうでした?

J)同じワールドカップでもこうも違うのかって思いましたよ。フロリダに行ったことでボクの中では石垣島、蒲郡ってのは国内レースになっちゃいましたね。もう別 世界ですよ、何もかもが自分の思い通りにいかないんですから。普段通りのレースがまず出来るか出来ないかってのが課題でした。ここ最近のワールドカップの中では最高レベルですよ、ワールドランキング1位 〜20位が16人エントリーでしたからね。世界選手権より高かったんじゃないでしょうかね。

T)北京のワールドカップがSARSの影響で中止になったことで蒲郡は外国勢がかなりエントリーするのでは?

J)きっと来ますよ。韓国、蒲郡と連チャン(2週連続)ですからね。
日本人のトップ選手もかなり連チャンで出場するんじゃないですか?

T)じゃあ、連チャンでワールドカップに出場?

J)一応、韓国はエントリーしてますけど多分、行きません。 連チャンで出るより蒲郡一本に絞って勝負しようと思っているので。
それに韓国は上位ランキングが数人しかエントリーしてないんですよ、まあ日本人がトップ10にはいるチャンスでもあるんですけど。
自分としては韓国でトップ10を狙うより蒲郡でトップ10を狙うほうが納得がいくので。
  それにボクの韓国でのスタートリストは21番なんですよ。今世界ランキング70番台ですからボクより上の人間は20人しかいないわけです、しかもボクより下の人間は50人もいるんです。考えようによってはレベル低いかなって。ポイントも蒲郡で結果 を出してポイント取れば問題ないですから、蒲郡一本に絞りますよ。

T)今週(6/1)のフィリピンのレースはポイント付くんですか?

J)付きますよ、ITUのレースなんですけど、まあレベルは低いかもしれませんけどここでポイント少し稼いで1週空けて蒲郡に挑むってやつですね。ピーキングを蒲郡に持っていく練習調整してますし、金さんもフィリピンのレースは出ても問題ないだろうって言ってくれてますから。
  蒲郡前に51.5のレース形式で練習が出来ると思えば・・・・・それに賞金レースだし(笑)

T)じゃあ、フィリピンは予行練習?(笑)

J)そうですね。


T)この間、金さんに会った時に淳一はどうですか?って聞いたら「今、すごくつらいんじゃない?きつい練習してるから」って言ってましたけど。

J)たしかに今きついですね、ハード期ですから。

T)やっぱり(笑)! 金さんは「トライアスリートって今までこんなにも走ってなかったのか」って笑ってましたよ。

J)そうですね〜金さんのトレーニングって何故ここで、この距離でフォームが崩れるのか。きちんと説明があるのでわかりやすいし、自分でも納得のいくメニューでもありますね。 走っていて「あ〜今、きっと自分はフォームが悪いんだな」って感じるんですよ。でも自分ではどうすればいいか分からない、でも金さんはすぐフォローしてくれてアドバイスしてくれるんですよ。

T)なるほど、金さんに「いつ頃、トレーニングの成果 が出てきますかね」って聞いたら「まだまだ先ですよ」って。

J)きっと自分で走っていて悪いところを走りながら調整、修正出来るようになれば成果 の見え始めなのかもしれませんね。

T)ということはあと少しで先が見えてきた?

J)そうでなくては困りますよ(笑)

T)淳一だけじゃなく福井、中西と3人とも楽しみになってきたね。 では、フィリピンでは怪我のないように(笑)蒲郡は応援に行くから。

J)楽しみにしていて下さい。 みなさん、蒲郡は是非、応援に来てください。よろしくお願いします。

写真左:山本選手の得意技・両手で携帯メールを打つ!
(でも特別に早いというわけではありません)

 


●編集後記:山本淳一、福井英郎、中西真知子の3選手は現在、ニッポンランナーズの金哲彦氏にランニングの指導を受けています。金氏はリクルートランニングクラブ時代に高橋尚子、有森裕子、鈴木博美を指導してきたランニングコーチのスペシャリストです。今回のインタビューではトレーニングの内容もインタビューしてますがオリンピック予選を控えた大事な時期なので企業秘密ということで掲載しませんので。ご了承下さい。いずれ山本選手がオリンピック代表に選ばれた暁には金氏にもインタビューしたいと思います。それまでのお楽しみってことで・・・・・・ 【TOKIO TAKAHASHI】
山本選手に質問、聞きたいことがある方は遠慮なくメールください。このサイトで掲載いたします。